検査を受ける方へ
- 妊娠中、生理中の女性の性器の検査(膣ぬぐい検査)は行えません。妊娠中の方はかかりつけの産婦人科でご相談ください。
生理中の方は生理が終了してからご受診下さい。妊娠中、生理中でも咽頭検査や採血で行う検査は可能です。 - 抗生剤内服中の方は検査の精度が下がる可能性があります。
内服終了後2週間以上経過してからの検査を推奨しております。 - 男性の性器クラミジア即日検査は行っておりません(男性の性器クラミジア検査は通常検査のみとなります)。
など
ブライダルチェック
このような方にお勧めです
- 結婚を控えている方
- 生理不順の方
- 35歳以上の方
- 肥満の方
- 過度に痩せている方
- 風疹や麻疹の予防接種を受けていない方
- まだ検査を受けたことが無い方
- 心臓や腎臓に生まれつき持病がある方
- 健康診断を定期的に受けていない方
- 以前に不特定多数の方と交際があった方
など
なかなか妊娠しないと悩んでいて、検査をしてみたら性感染症が原因だった等、結婚後に性感染症が発覚したケースは少なくありません。 不妊の原因のひとつに性感染症があることが世間一般に周知されていないことも要因にあげられます。 このような事態は、その後の夫婦関係に大きく影響を及ぼすおそれがあります。 不安を感じることなく安心して結婚生活を送るためにも、ブライダルチェックはとても大切です。 少しでも気になる症状があったり、思い当たる節がある場合は、相手のためにも結婚前に検査を受けておくことをお勧めします。 性感染症は、特に自覚症状がないまま進行して気が付かない間に相手にも感染させてしまうことがあります。 感染を広げることもあるため、定期的に検査を受けておくようにしましょう。
ブライダルチェック
とは
パートナーや将来の家族の健康のために、事前のブライダルチェックを行いましょう。 ブライダルチェックは、女性だけでなく男性の方も受けるべき検査です。不妊の原因のうち40%は男性側にあるともいわれています。性感染症は、不妊や子宮外妊娠、妊娠・出産による母子感染などの原因となることがあります。性感染症に関する理解を深めるとともに、あらかじめ検査を受けてご自身やパートナーの健康を確認しておくことが大切です。
ブライダルチェックをしない場合に考えられるリスク
性感染症は、自分だけが辛い思いをするだけでなく、パートナーや生まれてくる赤ちゃんにも影響を及ぼす可能性があります。 安心・安全な結婚・妊娠・出産のためにも、結婚前のブライダルチェックを行いましょう。
- 男性がクラミジアに感染していると、精管で炎症がおこり精巣上体炎となり不妊の原因となる
- 女性がクラミジアに感染していると、子宮頸管炎や卵管炎から不妊や子宮外妊娠の原因となる
- 妊娠中の女性が淋病に感染していると、赤ちゃんにも感染する恐れがある
- 梅毒を放置していると、生まれてくる赤ちゃんにも感染したり死産する恐れがある
など
検査でわかる
性感染症
クラミジア感染症
クラミジア・トラコマティスという細菌が原因で引き起こされる性感染症です。 そのまま放置していると、男性は尿道炎から精巣上体炎となり不妊症の原因になることがあります。また女性の場合は、子宮頸管炎を発症して子宮外妊娠や不妊症の原因となります。 感染しても、自覚症状が無い場合があります。男性は、排尿時の軽い痛みや違和感、尿道から膿や分泌物が出る、精巣上体の腫れや痛み・発熱などの症状がみられます。女性は、おりものの増加、下腹部痛、不正出血、性交痛、排尿時痛などの症状があります。
梅毒
近年、患者数が増加傾向にあり問題視されている性感染症です。梅毒は、血液検査で感染の有無を確認ができます。オーラルセックスを含む性交渉やキス、母子感染など粘膜接触が主な感染経路と考えられます。妊娠中に、妊婦が梅毒に罹っていると胎盤を通して赤ちゃんに感染する恐れがあります。この「先天梅毒」は、死産、流産、早産、低出生体重、先天異常などの原因になります。梅毒トレポネーマという細菌に感染すると、感染した場所に痛みや腫れ、痒み、潰瘍などの初期症状が起こります。特に治療をしなくても、一定期間を過ぎると症状は消えますが、体内で菌が消滅したわけではなく「1期」「2期」「3期」「4期」の4つの段階を経て数年後には脳や心臓、血管など複数の臓器に病変が広がり死に至る危険もあります。「1期」「2期」のうちにしっかり治療を行うことが重要です。
HIV・エイズ
HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスと呼ばれるウイルスのことで、このウイルスに感染すると体の免疫力が弱まりやがてエイズ(後天性免疫不全症候群)を発症します。 近年、HIVやエイズの新規感染者が国内で増加傾向にあるため注意が必要です。HIVは、感染すると高熱や咽頭痛、倦怠感、息苦しさなどインフルエンザのような症状が現れます。数日後にはこれらの症状は落ち着いていくので、HIVの初期症状と気が付く人はほとんどいません。数年~10年以上の間、自覚症状はありませんが、体内では病気が進行しています。その後、エイズを発症しますが、10年以上経過してもエイズを発症しない場合もあります。HIVは、採血によるスクリーニング検査と確認検査の2段階検査が必要となります。
咽頭クラミジア
のどや口腔内にクラミジアが感染する病気です。ディープキスやオーラルセックスによって感染します。のどの痛み、違和感などの症状がありますが、自覚症状が無いことがほとんどです。咽頭炎と診断されて治療を続けていてもなかなか改善しない場合は、咽頭クラミジアの可能性があります。咽頭クラミジアは、自然治癒することはないので、市販の風邪薬を飲んでそのまま放置していると悪化する恐れがあります。早めに検査を受けましょう。うがい液による検査で、2~3日のうちに結果が出ます。
性器ヘルペス・口唇ヘルペス
ヘルペスウイルスには、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)と単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)の2種類があり、HSV-1は口唇ヘルペスとも呼ばれ口への接触で口腔ヘルペスを引き起こし口から性器への接触で性器ヘルペスを起こすことがあります。HSV-2は性行為で性器や肛門に性器ヘルペスが起こります。感染力が非常に高く、自覚症状が無いまま感染を広げてしまう恐れがあります。
淋菌
淋菌に感染すると、男性は尿道炎、女性は子宮頸管炎を発症します。 淋病に気が付かずに、妊娠すると生まれてくる赤ちゃんに淋病が感染する恐れがあります。 排尿時に痛みがある、尿道から分泌物や乳白色の膿がたくさん出る、女性はおりものの増加、黄色や黄緑色の織物が出る、下腹部痛、不正出血、性交痛などの症状がある方は、検査を受けましょう。
マイクプラズマ・ウレアズマ
マイコプラズマ・ウレアプラズマは、性行為によって感染する性感染症です。ディープキスだけでも感染する可能性があります。男性は、尿道・喉、女性は膣・喉の粘膜に細菌が感染します。淋病やクラミジアと同様に喉にも感染する可能性があるので、のどの検査も併せてお勧めしています。検査結果は1週間程度かかります。
検査の流れ
Stepご予約
WEBまたはお電話でご予約が可能です。
Step来院
ご予約の時間にお越しください。受付で問診票にご記入をお願い致します。
Step検査
診察室で医師による問診を行った後、検査を開始していきます。
Step検査終了
検査結果は翌日~1週間前後となります。結果が出たものから順次アプリにて送信させていただきます。
お会計をしてご帰宅となります。
Step結果説明
検査結果はアプリにて結果がでたものから送信させていただきます。結果を聞きに来院される必要はありません。
ご希望の方はお電話で結果をお伝えすることも可能です。陽性で治療が必要な場合、検査用紙が必要な方、陰性であっても医師からの説明をご希望の方はご来院下さい。
ブライダルチェックの費用
セット名 | 料金(税込) |
---|---|
ブライダルセット 結婚前に二人で検査をしておきたい、 新しく付き合いだしたので二人で検査を受けたい 大変お得なセットです お友達同士でもお二人で受けていただけます |
132,000円(お二人分の金額です)
※お一人様なら74,800円 |
※咽頭マイコプラズマ・咽頭ウレアプラズマはうがい液不可
検査内容
- HIV
- 梅毒
- B型肝炎
- C型肝炎
- クラミジア
- 淋菌
- マイコプラズマ
- ウレアプラズマ
- 咽頭クラミジア
- 咽頭淋菌
- 咽頭マイコプラズマ
- 咽頭ウレアプラズ
検査方法
- 血液検査
- 尿/膣ぬぐい液
- うがい液
- のどぬぐい液
検査時期
- 8週間
結果
- 1日~9日